やすりがけが終わったら終盤工程の塗装です。 blog.7thwheel.com
溝彫りと穴あけ
塗装の前にやっておく重要な工程があります。それが溝彫りと穴あけです。 まずはグリップエンドにヒートンを差し込むための穴を開けます。
次にネットを張るための糸を通す溝を彫っていきます。溝を彫るのに重宝するのが替刃式ののこぎり。刃を取り外しフレームの中央に刃があたるような厚さの木片を両面テープでくっつけます。あとはフレームとのこぎりを平らなところにおいてのこぎりの刃を小刻みに動かしながら溝を彫っていきます。1mm程度の溝が彫れたらあとは紙やすりで調整しながら綺麗に磨きます。
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綺麗な溝が彫れたらネットを装着するための穴を開けていきます。 フレームは薄くて簡単に穴が空くので特に固定しなくてもOK。 グリップ付近に穴を開ける際には自作の冶具にしっかりと固定しました。
塗装
私はシンナーの匂いが苦手でしかも取扱が大変なので油性塗料はできれば使用したくないと思っていました。ただ、水性塗料だと水場で使用するランディングネットの塗装には向いていないだろうな〜とも思っていました。
そこで登場するのがコレ!
和信ペイント 水性ウレタンニス 屋内木部用 高品質・高耐久・食品衛生法適合 透明クリヤー 300ml
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水性だから取扱はとっても簡単。筆も容器も水で洗い流せます。しかも嫌な匂いがありません。無臭ってわけではないですが頭が痛くなるような匂いは全然しません。
気になる耐水性はというと、完全に乾燥させるとしっかりとした塗膜が形成されて水に濡れても溶け出すようなことはないので何度も何度も重ね塗りをすれば木部に染み込んでいくことはなさそうです。実際、水性ウレタンニスで塗装した試作品を持って1日中渓流で釣りをしてきましたが全く問題ありませんでした。
ということで私が作るランディングネットは和信ペイントの水性ウレタンニスで決まりです!
それでは早速塗装・・・に入る前に、サンディングシーラーを塗っておきましょう!木部表面の平滑性をよくし仕上がりが綺麗になりますよ!
和信ペイント 水性サンデングシーラー 下塗り用ニス 研磨サクサク 仕上がりアップの優れもの 130ml
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サンディングシーラーを塗ってよく乾かしたらサンドペーパーで表面を磨き凹凸をなくします。 後でヒートンを差し込む穴に割り箸を刺して乾燥させます。
あとは塗っては乾かし塗っては乾かしを気の済むまで繰り返したら塗装は完成です! 思ったより塗膜は薄いので5回〜10回位は重ね塗りをすることをおすすめします。そうしないとサンドペーパーで磨いたときに木部が露出して塗装をやり直す羽目になりますからね。
気の済むまで塗装をしたら、耐水サンドペーパーで水研ぎをしていきます。
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しかしここで満足してはいけません。#1000で表面を綺麗にしたら#2000でさらに磨き込んでいきます。もうここまでくるとピカピカになっています。
しかし、まだ続きがあるんです。次はコレ!
ホルツ 液体コンパウンド リキッドコンパウンド 極細 Holts MH141
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どうですこの輝き?ピッカピカのまさに鏡面! 紙やすりだとどうしても曇りが晴れないような感じが残るのですがコンパウンドで磨くことでここまで鏡面になっちゃいます。ここまでくるともう工芸品ですよね。実際釣り場に持っていくのがもったいなく感じてしまいます。釣り場でガンガン使いたい人はサンドペーパー仕上げでやめておくのが良いかもしれませんね。(塗装が終わった状態の写真を取り忘れてしまいネットが付いてしまいました・・・)
カーリメープルの虎目模様が美しいですね。濃い色のハワイアンコナを挟んだことで全体的に引き締まって良いバランスです。あ、当初内張りをしようと思っていたのですが、内側が明るい色だと全体のバランスが良くなかったのでハワイアンコナの色を活かすことにしました。