雨が降ったり行事が重なったりでなかなか釣りに出かけられなかったが、今日は晴れそうだ。ということで秋晴れの下秋色に染まったヤマメを釣りに猿ヶ石川へ。
[空はすっかり秋の雲]
今日こそ尺ヤマメを釣り上げたいという期待も秘めつつ竿を降るも、プルプルっとした小振りのアタリばかり。
木っ葉ヤマメやら木っ葉ニジマスやらにエサをダメにされ続けてはや2時間。消耗戦の様相を呈してきた。
粘り
以前の記事にも書いたとおり、1箇所で粘って釣りをするのが好きだ。特に中流・本流域は面積が広くポイントも散在しているので諦めずに丁寧に探っていれば必ず釣れる。と信じている。
気付き
とは言え、いくら粘るのが好きでも流石に2時間も木っ葉の相手をしていては飽きてくるし疲れてきた。
ちょっと休むかなーと川岸の岩盤に腰をおろした時に「!」と来た。木っ葉って比較的に浅いところに居るよな。オレは深場に居る大物を狙っている。ということはエサが狙ったタナに達していない。オモリが軽すぎるんだ!
まあ、気付くのが遅すぎる。と言われればその通りだがオモリの交換に思い至っただけ良しとしよう。
ということでオモリを1からBに替えてエサを流し始めた。
秋ヤマメ
これまで木っ葉にやられ続けたポイントを再度探り始めた。
程なくして、目印がこれまでとは異なる動きをする。流れに乗っていた目印がスッと止まり、ごくわずかに流れに逆らう。
来たぞ!来た来た!大物クラスのアタリだ!
竿をあおりフッキングさせる。
竿を寝かせ魚の重さを確かめるようにゆっくりと絞り込む。竿はこうべを垂れたヒマワリのようにしなり、魚が引きずられてくる。
軽いな。尺クラスの重さではない。尺クラスであれば簡単には上がってこないしすごい勢いで走り竿を持っていかれる。
直感的にそう判断し竿を左手に持ち変え、右手でデジカメを取り出した。
ラインは0.6号でそうそう簡単に切られることもないし左手一本でいなせるクラスの魚なのでハリを咥えた魚を写真に収めてみた。
釣りながら写真を撮るのは初めてだ。なかなか上手く撮れないものである。軽いなりにも走ろうとするので足に絡まったりしてピントを合わせられない。
写真を何枚か撮り、無事に取り込むことが出来た。
黄色、オレンジ、ピンクがとても綺麗な8寸のヤマメだ。腹が膨らんでいるので卵を持ったメスだろうか。
ハリ仕舞い
この後、ポイントを下流側に変えてエサを流すも木っ葉にエサを取られるばかりでとうとう尺に会えることはなかった。
今日は8寸の綺麗なヤマメ1尾でハリ仕舞い。