分解編はこちら
Time Machine から SSD へ復元
option を押しながら起動すると Mac OS X ユーティリティが立ち上がる。
「Time Machine バックアップから復元」を選ぶ。
Time Machine を選択。
最新のバックアップを選択した。
待てど暮らせどインストール先が現れない。もしかしてフォーマットされていないからか?
慌ててディスクユーティリティを開く。
フォーマットして。
パーティションを切る。
再び復元を進めると、インストール先を選択することができた。
復元に3〜4時間かかりそうなので寝ることにした。
翌朝画面を見るとくるくるのまま進まない。嫌な予感。電源長押で落とし再度電源を入れるもくるくるから進まない。復元が失敗しているようだ。フォーマットから復元までの手順をもう一度行ったがやはりダメだった。バックアップが壊れてるのか?
復元は諦め Lion をインストールすることに。
なんで Lion がインストールできるのか良くわからないが深追いはしない。
Lion のインストールは無事に終わり、Mavericks にアップデートしたところ。
移行アシスタント
ここまでずいぶん長かったが、ここからも長かった。これ以降は写真はない。
不完全なバックアップ
Mavericks の移行アシスタントで Time Machine からデータを移行したのだがデータが完全ではなかった。そもそも妻のユーザーアカウントは移行対象にすらなっていなかった。
これはさすがにおかしい。やっぱりバックアップが壊れている。と思いバックアップフォルダを覗いて驚いた。システムの一部しかバックアップが取れていない。ユーザーアカウントは私のしかないし、2002年からの写真に至っては最近編集した数枚しか残っていない。
焦った。
Time Machine で過去のデータを見てみると4月19日までは写真が全部あるのだが、次のバックアップからは写真がごっそりなくなっている。ただし、本体の HDD には全てのデータが有ったので何らかの理由でフルバックアップが取られなくなったのだろう。
Time Machine からのシステム復元が上手く行かなかったのもフルバックアップが取れていなかったせいだろう。さてどうしたものか。
本体の HDD からの復元
土曜日に iMac の分解を始め、日月火水木とデータの移行と戦った。平日は朝の数十分と夜の一時間しか作業ができなかった。
金曜日になってようやく気付いた。iMac に内蔵されていた HDD から復元すれば良いのだと。この選択肢は最初からあったのだが、取り出した内蔵 HDD を接続する手段がなかったので除外していた。
しかし、 Time Machine からの復元が不可能だとなれば本体から復元するしかない。そしてホームビデオのデータ保存用の外付け HDD を分解して iMac 内蔵 HDD を設置し外付けドライブとすることにようやく思い至った。
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I-O DATA の外付け HDD は分解したことはなかったがとにかくとりかかった。やってみて驚いたのだがとにかく分解が簡単すぎる。もう、分解して中身入れ替えて使ってくれと言わんばかりの簡単さである。
iMac 内蔵 HDD はこうして無事に外付け HDD として Mavericks に接続することができた。
早速移行アシスタントを起動すると 内蔵 HDD は無事に認識され、妻のユーザーアカウントが移行できることも確認できた。よしよし。これでデータは完全に元通りになりそうだ。
移行完了
最初からこうすれば良かったのかもしれないが、普通は Time Machine からの復元を選択するだろう。そのためのバックアップなのだし。でも今回のことでバックアップが完全ではないことを学んだ。何故フルバックアップが取られなくなったのかは分からないが、今後は定期的にバックアップの内容を確認したほうが良いということが分かった。
また、I-O DATA の外付けが分解しやすく役に立つことが分かったのも収穫だ。転んでもただでは起きないといったところか。
さてさて速くなったのだろうか
アプリケーションの起動がとても速くなった。
- Adobe Photoshop CS5 は 13秒→5秒。
- Adobe Illustrator CS5 は 19秒→5秒。
- Adobe Bridge CS5 は 8秒→3秒。
- iTunes は 6秒→4秒。
Adobe のアプリケーションは軒並み倍以上のスピードで起動している。換装した甲斐があった。とても嬉しい。
さらに、SSD は動作音が全くしないのでとても静かになった。ちょうどガソリン車からプリウスやリーフに乗り換えた時のような感動がある。機械部分がないので当たり前なのだが、騒音については着目していなかったので嬉しい誤算である。
たかだか2万円ちょっとでこれだけ性能が上がるのだから安いものである。我が家の iMac Mid 2007 はもうしばらく現役で活躍してくれるだろう。