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iMac(Mid 2007) がもっさりなので HDD を SSD に換装しよう 〜分解編〜

iMac(Mid 2007) の HDD を SSD に取り替える

とにかくもっさり。新しい iMac をあなたに。

最近、我が家の iMac は何をするにももっさりしていてうんざりしていた。Adobe Bridge CS5 から Photoshop CS5 を起動して写真を編集し Illustrator CS5 でレイアウトといった作業をテンポよくこなしたいのだけど、どのアプリケーションもそれぞれもっさりしていてとてもまどろっこしい。ちょうど年配女性のレジに並んでしまったくらいのまどろっこしさだ。新品だった頃のキビキビした動作はいずこへ行ってしまったのだろうか。

まあ無理もないか。買った当時は Leopard でそこから Snow Leopard、Lion、Mountain Lion そして Mavericks とアップグレードを繰り返してきて不要なファイルも溜まってきただろうし、HDD も一度も交換せずに動いているのでパフォーマンスも低下しているのだろう。むしろ HDD がここまで故障しないことに敬意を表したいくらいだ。Time Machine に使っていた外付け HDD なんか2代目だし。

そんなこんなで新しい iMac が欲しいなと思っていた。Apple Store で iMac のカスタマイズをして見積もりをしてみる。もちろん27インチの大画面、VESA マウントできると良いな。CPU はそのままでメモリは16GB。ストレージは 1TB の Fusion Drive にして…などと楽しんでいるとあっという間に25万円近くなってしまう。

Fusion Drive とは HDD と SSD の融合である

最近 EOS 6D を引き寄せたし、流れ的には新しい iMac もいけそうではある。でも。まだ買おうという気にならなかった。何故かは良くわからないが。新しい iMac が発表されるなんて噂もあったし。

そして、ある時、ふと気付いた。SSD にしたら少しは早くなるんじゃないか?

早速ググッてみると出るわ出るわ。iMac の HDD を SSD に換装している人たちの記事が。iMac を分解するのにためらいさえなければそんなに難しいことはないだろう。元々 DIY 大好きな自作PC派だったし、新しい mac を買うよりも iMac を分解して HDD を SSD に交換してみたいという欲求が強くなった。好奇心には抗えない。なにより楽しそう。

SSD を買おう

27インチの iMac に比べたら SSD なんて安いもんである。ろくに調べずに Amazon でさっと調べて注文してしまった。

届いた箱はとても薄い。そして軽い。これに本当に SSD 入ってるの?f:id:seventhwheel:20140607173037j:plain

ジャジャ~ン。入っていました。f:id:seventhwheel:20140607173238j:plain

ちさっ!HDD のあのゴツさは一体何だったんだというくらいに小さくて軽い。これで 500GB の容量とは信じられない。f:id:seventhwheel:20140607173359j:plain

さあさあ分解を始めましょう

準備

用意するものは次の通り。

吸盤。とりあえず2個入りを選んでみた。2kg もあれば十分でしょ?f:id:seventhwheel:20140607173647j:plain

T8 のトルクスレンチとプラスドライバーf:id:seventhwheel:20140614164610j:plain

作業開始

早速ガラスに吸盤を貼り付け慎重に取り外そす。力がいるのかと強めに引っ張ったら案外軽く外れて驚いた。ホコリもたくさん入ったしもう後には引けない。f:id:seventhwheel:20140607180005j:plain

カメラの右にあるコネクタを外す。狭い隙間に詰め込まれているからピンセットを使って外に出した。f:id:seventhwheel:20140607181324j:plain

上下4つずつ、左右2つずつ12本のトルクスねじで止められている。f:id:seventhwheel:20140607181521j:plain

メモリスロットの蓋を忘れずに外そう。f:id:seventhwheel:20140607180827j:plain

アルミケースを持ち上げる。爪があるわけでもないからちょっと力をいれれば外れる。f:id:seventhwheel:20140607182317j:plain

液晶パネルは左右4本ずつ8本のトルクスねじで止められている。f:id:seventhwheel:20140607182419j:plain

本体左下のファンの右側に沿って配線がある。コネクタを外しピンセットで線を引っ張りだしておこう。f:id:seventhwheel:20140607184522j:plain

液晶の右側上部。コネクタが2つあるので外す。コネクタの形状が同じなのでラベルが付いている方が青と覚えておいた。f:id:seventhwheel:20140607183633j:plain

液晶の右側下部。こちらにも同じようなコネクタが2つあるので外す。こちらは目印がないのでマスキングテープを目印にした。この時点ではまだ液晶は完全に外れないので軽く浮かせる程度にとどめておく。f:id:seventhwheel:20140607184146j:plain

液晶の下側を支点にしてパネルを持ち上げる。太くて薄い配線がシールで張り付けてあるのでシールを破かないように丁寧に剥がす。f:id:seventhwheel:20140607184710j:plain

そしてコネクタを外す。EOS 6D を片手で持って撮影するには厳しい体勢だった。おかげでブレブレである。f:id:seventhwheel:20140607184821j:plain

ようやく液晶パネルを外すことができた。中央に見えるのは HDD。f:id:seventhwheel:20140607184858j:plain

HDD の上部、右側にある黒いカギ型のものは先ほど外した液晶のコネクタ。HDD の中央の円形の上部に温度センサーが付いているので丁寧に取り外す。f:id:seventhwheel:20140607185051j:plain

HDD には固定用の部品が付いている。これが大きなツメになっているので強く押してツメを緩めながら手前に引き出せば外れる。f:id:seventhwheel:20140607185212j:plain

HDD のゴツさはそれが機械であることを感じさせる。HDD が西洋の甲冑ならば SSD はさながら忍者といったところか。これで甲冑の2倍の容量があるというのだから驚く。因みに甲冑は Seagate の Barracuda 7200回転。f:id:seventhwheel:20140607185424j:plain

SSD を繋いだところ。すっかすかである。f:id:seventhwheel:20140607185607j:plain

どうにも固定のしようがないのでマスキングテープで固定した。軽いから問題ないだろう。温度センサーも貼り付けておいた。f:id:seventhwheel:20140607185942j:plain

組み立て

これで換装作業は無事終了。あとは逆順に組み上げるだけである。

とりあえずアルミケースをかぶせるところまでで起動してみた。ネジ止めはしていない。画面は映ったので組み立てに問題はなかったと言えるだろう。f:id:seventhwheel:20140607221748j:plain

復元

次はいよいよシステムの復元だ。Time Machine からの一発復元で簡単に終わると思っていたのだが…

ここから長い戦いが始まることになるので続きは別記事に。

APPLE iMac 27/3.4GHz Quad Core i5/8GB/1TB/NVIDIA GTX 775M ME089J/A

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Yosemite も動くよ

Yosemite にアップグレードした記事はこちら! blog.7thwheel.com