引き寄せの法則
「引き寄せの法則」をうまく活用すれば欲しいものが手に入ると理解していた。
また、ネガティブなことに焦点を合わせていれば、自分の好むと好まざるとに関わらず、それを引き寄せてしまうということも理解していた。
引き寄せの誤解
「引寄せの法則」を知った当時はそれこそ、欲しいものが手に入るんだという期待感いっぱいで金や新しい iMac、新しい家の事を考えていたが一向に手に入る気配はなかった。
結局、自分が焦点を合わせているものを引き寄せられるということを本から「情報」としては受け取っていたが、経験が伴う「知識」として昇華させることはできていなかった。自分の都合の良いように理解したつもりになっていただけなのだ。
「欲しい物事が目の前に現れる」と解釈していたがそれは全くの誤解だったのである。
引き寄せの本質
「引寄せの法則」というとどうしても「欲しい物事が手に入る」と捉えてしまうが、それは結果的にそうなることもあるが、物事が手に入るのは「引寄せの法則」の一側面でしかない。
「引寄せの法則」をうまく利用して得られるのは本質的には「体験」であり、「感情」だ。金や物は感情を引き起こすための要素の1つでしかない。
引き寄せの実践
どうしたら良い感情を引き寄せることが出来るのか。2つあると考えている。
1つは自分の中にパラダイムシフトを起こす、つまり考え方を変えるということ。
「感情」は起きてしまうともうコントロールすることができないが、起きる前に考え方を変えておくと「起き上がってくる感情」をコントロールすることができる。
感情は、ある出来事が体験者の考え方を経て出てきた「結果」である。結果は変えられないのだ。でも「過程」は変えられる。
良い感情を起こすために、事前に考え方を変えておく。これが引寄せの法則で言う「創造」なのだ。考え方がネガティブであればネガティブな結果しか引き寄せられないのである。
もう1つはどんな体験をしたいか具体的に考えること。もちろん「良い感情」を受け取れるような体験である。
「新しいカメラが欲しい」という欲求があった場合に、古いカメラの悪いところや古いカメラにない機能のことばかり考えていると、いつまでたっても良い感情は生まれない。
でも、カメラを使って(そうカメラは道具にすぎない)どんなことを体験したいのか、何を感じたいのかを具体的に考えていると、様々なことに気づき始める。
カメラが欲しいのではなく空や雲を綺麗に撮りたい。動き回る子供の笑顔を撮りたい。そもそもカメラを写真を良く深く理解していない。もっとカメラについて知りたい。写真を撮って記録として残したいわけではなく、その時の感動を空気を写真に閉じ込め、後からその時の感情を味わいたい。などなど。
実はこの「気付き」こそが「引寄せの法則」が効果的に機能するための重要な要素なのだ。
結果を具体的に考える、気付く、考え方が変わる、良い感情が生まれる。これが引寄せの法則の過程なのだ。
- 作者: エスター・ヒックス,ジェリー・ヒックス,菅靖彦
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2008/08/01
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